Patrick Cox(パトリック コックス)イギリス

セクシー。ゴージャス。エレガント。
パトリック コックスの靴はこの三つの言葉で言い尽くせる。カナダの田舎町エドモントンで生まれ育ったパトリックにとって、一人で出てきたロンドンは極彩色に彩られていた。彼がデザインする靴は、きらびやかな世界に対する憧れを昇華されたものだった。
 天気はパンク・ファッションの仕掛け人であるビビアン・ウエストウッドとの出会い。彼女が認め、ショー用の靴を製作を依頼したことで、パトリックは一踵ファション界の寵児となるのである。
 そして、ワラビーが発表された。履き口を深くし、ヒールアップさせたその靴はあまりにスタイリッシュで、原形がモカシンであることを微塵も想起させなかった。
 パトリックがインスパイアされる対象は、今も昔も華やかなるものだ。だがそれまでのコレクションとワラビーが決定的に違ったのは、セレブの世界を自らの手の内に引き寄せたということである。憧れが等身大に変わったのであろう。
 ワラビーは"I wanna be"から来ている。パトリックは僕らにこう呼びかけているのである。君たちも恰好よくなりたいだろう?
靴のエコーは、紳士靴の中でも革靴、ビジネスシューズ、ドレスシューズ、ビジカジシューズに特化して取扱っています。品質、価格の安さ、通信販売(インターネット販売)であっても安心して購入していただける日本一の優良店を目指しております。
<2021年の秋頃からはレザースニーカーも取り扱いたいですがコロナ次第です>

平凡社 紳士靴図鑑ベスト50ブランドより

【令和2年12月20日】
 

コンテンツを見る

コンテンツを見る