Enzo Bonafe(エンツォ・ボナフェ) 機械では出せない”手”の味


オートメーション化の歴史は「手」が織りなす精巧さを機械で代替え出来ないのか?という発想から始めっている。手作りに対して素朴、言い換えれ稚拙さを想像させるのが最近の風潮だが、こと靴に関しては誤りだ。例えば手で釣り込んだ靴は、ソールに接したアッパーの立ち上げ部分に木型を忠実に再現した丸みが生じる。この仕上げは機械では出来ない。手の温かみとは、このような精巧な処理に対して使うべき言葉なのである。
 エンツォ・ボナフェが自らの名を冠した会社を興したのは、1963年のことだった。イタリア靴業界にとっては、時はまさに産業革命真っ最中。だが彼は、靴にも押し寄せるオートメーション化の波に抗い「手製を」守った。職人が手作業で各工程をこなしていく工場をつくった。彼は、「手」による靴づくりの意味を十二分に理解している職人だった。 
 現在工場には20名ほどの職人がおり、自らの手を駆使してそれぞれの分担を手際よくこなしていく。特に目を惹くのが、たった一人の底付け職人であるマルチェロの動きだ。速い、底付けの技量には正確さを同時に処理速度も大いに求められるのだが、そのスピードは無数の靴職人を見てきた買付の業者さえも舌を巻くほどだった。
 ボナフェもすでに70年代を迎え、右腕のマルチェも60代に突入した今、急を要するのは後継の育成だろう。
 少し前の資料になるので、今なお継続されているでこの点は何とか継承できたのでしょう。

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<2021年の秋頃からはレザースニーカーも取り扱いたいですがコロナ次第です>

平凡社 紳士靴図鑑ベスト50より一部抜粋

【令和2年12月9日】

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