簡単に自己紹介します
私は、48歳になる靴メーカーの二代目です。先代が靴底加工を始めてから既に四半世紀が経ちました。自分もこの仕事に携わって四半世紀が経ちました。その知識と経験を多くの方へお伝えしたくこの記事をアップしていますので何かのお役に立てれば幸いです。

 

靴にカビが生えてないのであれば時間の無駄です離脱してください

使おうと靴箱を開けたら「え?カビだらけ」って経験は多くの方がお持ちだと思います
原因はお分かりの様に保管場所が悪からです

カビイメージ画像

革靴からカビを除去する処方箋を解説しますので読み進めてください
 

  1. 水を濡らし布を強く絞って表面、靴内部をよく拭き取る
  2. 中敷きが取り外せる様なら外して同様に拭き取る
  3. 陰干し(一昼夜)
  4. 水を濡らし布を強く絞って表面(紐の下などの革が重なった部位も)、靴内部(割りばしを使いつま先までゴシゴシする)をよく拭き取る
  5. 陰干し(一昼夜)
  6. ブラッシングする(ブラシがなければ不要)
  7. 靴クリームを塗り込む(100均で購入してください)
  8. 革の状態にもよりますが2回以上が良いです(※スエードは使用禁止)
  9. 数時間置いてから廃棄予定のパンストで乾拭きする(ボロ布、くたびれたハンカチ)※新しいタオルは不向きです
他のブログには「要消毒」とか書かれていますがカビはそんなに甘くないので時間の無駄です

きれいに掃除した靴は出来ればそのまま履き続け履きつぶしてください
理由はカビは再発生するからです!
礼装用靴の場合には箱には入れず下駄箱に保管し定期的に陰干ししてください
さもないとカビは再発します!【カビ菌は取れきれません】

関係する記事で「冠婚葬祭用の靴はいらない」を挙げていますので参考にお読みください

【令和2年7月29日更新】

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